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モアイ Moai abcdefg15

モアイ Moai

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モアイ Moai
 モアイ(Moai)はチリ領イースター島にある人面を模した石造彫刻のこと。大きさは3.5m、重量20トン程度のものが多いが最大級のものは20m、重量は90トンに達する。
 小豆島くらいの小さな島の海に面したアフと呼ばれる高台に、人面を模したモアイ像が多数建てられている。島で産出される凝灰岩でできており、建造中に放置されたものも含め約1000体ある。現在アフに立っているモアイは、すべて近代以降に復元されたものである。 造られた時代によってモアイの様式は変化する。初期のモアイとされるモアイは、高さ3m程度と小型のものが多いが、時代が下るにつれ大型化していった。顔も初期は人間に近い形だが、後期には細長くなっていった。 アフに建てられたことのあるモアイには頭と胴体があり、プカオと呼ばれる赤い石を頭上に乗せ、目が入っていた。一方、製造途中で放棄されたモアイの多くは頭だけしか造られず、目もはめ込まれることはなかった。 完成したモアイは、海岸近くにあるアフに立てられた。モアイの多くは海を背に、島の集落に向かって立っていた。 モアイの目的・用途については、「祭祀目的で立てられた」と推測されているが、実際の祭祀形態については諸説あり、定説は未だにない。モアイが作られた目的が不明なのは、西洋人の到来後島民が奴隷として島外に連行され、解放され島に帰った際に天然痘を持ち込むなどして島民の大半が死亡し、記憶は途絶え島固有の文化である文字板コハウロンゴロンゴを読める者もいなくなったためである。さらに、キリスト教布教の際、コハウロンゴロンゴが多数焼かれてしまった結果、文字板もわずかにしか残っていない。
 モアイの材料となった石材は凝灰岩と判明しているが、凝灰岩は海岸周辺には存在せず、島内の山から切り出され、運ばれた可能性が指摘されている。考古学者のヘイエルダールが現地住人の協力を得て行った実験では、木のころに横倒しにして乗せて、大勢が縄で引っ張った。また木の棒と大小の石を積むことで立たせるという方法で、当時の人口・技術力でもモアイの運搬が可能であったことを証明している。詳細には、モアイを立てた事と、モアイを運ぶ試みは別々に行われ、最初にモアイを立てる試みが行われた。これは実験ではなく、現地に伝承されていた技術にもとづいたもので、設置に12人で18日掛かったものが同島アナケナ・ビーチ近くの丘に残っている。倒れてモアイを近くのアフに立てたが、木の棒と、地面とモアイの隙間に入れていく大小の石でモアイを立たせた。詳しくはヘイエルダールの著書「アク・アク」を参照されたい。当時の人口や環境に関する考古学的な部分はイースター島の歴史を参照。 モアイを運ぶ方法について、直接ではないが伝承では石垣にする大きな石を運ぶ時に使ったミロ・マンガ・エルアというY字形の分かれた木の幹でつくった石づちがあったという。またハウ・ハウの木の皮で太い綱を作ったという。 だが、その後の研究でモアイは完成後すぐに立てられ、立った状態で縄で目的地まで運搬された、という方法も示されており、この方法では横倒しにして運搬するよりも人数が少なくてもすむ上、効率も良い事が確認されている。また、「モアイは自分で歩いた」という現地の伝説の根拠にもなっている。

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